こんんちは、ベトまゆです。

引きこもりの方を、多額のお金(500~1000万⁾を業者に頼んで引き出してもらう【引き出し屋】をご存じでしょうか?
つい先日も、このような判決が出ましたね。
「ひきこもりの人を自立させる」などとうたう「支援」業者によって暴力的に自宅から連れ出され、事実上の監禁状態に置かれたとして、元入所者の男性(30代)が550万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が3月25日、東京地裁で言い渡された。同地裁は、男性を無理やり施設へ連行し、監視付きの部屋に閉じ込めたのは不法行為に当たるとして、施設を運営していたクリアアンサー(東京都新宿区、2019年に破産申し立て)に慰謝料など計110万円の賠償を命じた。ひきこもり支援うたう「引き出し」業者に賠償命令、無理やり連行・閉じ込めは「違法」 – 弁護士ドットコム (bengo4.com)
引き出し屋が世間で知られるようになったのは、この元海上自衛隊の40代の男性が餓死していた事件からではないでしょうか。
合計1,304万円も支払っていたそうです。
母親は医師や保健所に相談したが解決せず、2016年にAの父が病死したことがきっかけで、親の死後の息子を心配した母親がインターネットで見つけた業者「あけぼのばし自立研修センター」に依頼した。半年間の費用が918万円であり、そのために自宅を売却し、業者に支払った金額は最終的に1300万円になった[2]。
2回の契約で合計1304万円となり、分割で支払った[3]。
熊本移住後のAは「くまもと湯前研修所研修センター」の管理下にて、熊本の介護施設にて勤務し、職場での評判はとても良く、入所者や職員から慕われていたというが、その後に職場を退職し、再びひきこもり状態に戻って孤立したまま深刻な困窮状態に陥り、2019/4/25にあさぎり町の研修先の1人暮らしのアパートにて餓死しているのが発見された[3]。
2021/1/1に遺族は関与した引き出し屋である施設を運営していた業者2社「クリアアンサー株式会社」「株式会社常笑」らを相手取り、約5000万円の損害賠償を求めて東京地裁に提訴した[3]。引き出し屋関連の引きこもり元海上自衛隊員男性死亡事件 – Wikipedia
2018年に自殺した、10代の少年も同じ業者の被害者でした。
2018/2に入所者の男性(19歳)が研修所近辺の通り沿いで自殺した[9]。
2020/6/15に宇都宮健児・林治・倉重都の3弁護士があけぼのばし自立研修センターを運営するクリアアンサー株式会社 代表者ら関係者9名に対し、被害者を自宅から連れ出して拉致した際に行った暴行罪、逮捕・監禁致傷罪、その後に引き続き被害者を地下室に9日間閉じ込めた監禁罪で牛込警察署に告訴状を提出し、受理された。これと結託し、医療保護入院の要件を満たしていないにも関わらず被害者を身体拘束して強制入院させ続けた精神科病院の医師2名と看護師2名も逮捕・監禁罪で告訴した[10]。
2019/4/25発生の引き出し屋関連の引きこもり元海上自衛隊員男性死亡事件に関与した引き出し屋である引きこもり自立支援業者2社の「クリアアンサー株式会社」と「株式会社常笑」らを相手取り、2021/1/1に遺族が約5000万円の損害賠償を求めて東京地裁に提訴した[11]。引き出し屋 – Wikipedia
Contents
引き出し屋の実態とは
引き出し屋にまともな業者はなく、高額な治療を親に請求し無理やり拉致監禁する悪徳業者のことです。
引き出し屋(ひきだしや)または引き出し業者とは、就学や就労をしていない「引きこもり」や「ニート」の状態にある人の自立支援を謳う事業者のうち悪質なものを指す。拉致・監禁や就労の強要、数百万円もの極めて高額な費用を請求するなどの被害が報じられている[1]。従わない場合は精神科の病院に送り込むことがある[2]。引き出し屋 – Wikipedia
当然知らない複数の男性から、クルマに押し込まれ、施設に送り込まれる。
外から施錠され、監視役や防犯カメラで常に見張られる。しかもスマホも没収され、外部との連絡を遮断されます。
精神科医もグルで、説明も同意も必要なく精神病院の緊急措置入院させられる場合も。
本来、引きこもりの自立支援は時間をかけて本人と話し合い、施設に入るよう説得するのが普通ですよね。
でも「引き出し屋」は、ただ強制力を発揮して部屋から連れ出すだけです。500万から1000万という料金も自立支援としては、常識では考えられません。
何で、親は引き出し屋に依頼し、高額なお金を支払ってしまうのか
引きこもりの親が、過去に引きこもりの経験があることは稀だそうです。私の親もそうでした。
両親の稼ぎが良くて家が裕福である場合も多く、結果的に子どもの物欲・労働意欲が消失してニート化してしまった例はありふれています。
でも、親が高齢化しどっちかが亡くなり、困窮化してくると子供をどうにかしようと焦って、家を担保に入れてまでも高額な悪徳業者にすがりついてしまうそうです。
親は経験してないから、どうしたらいいか分からなくなり強行手段にでてしまう場合が多いのですね。
15年引きこもりをしていた方が、放火する事件を犯したのも、親からインターネットを解約したことによるものでした。
愛知県豊川市で、30歳の長男が父親(58))ら一家5人を殺傷、自宅に放火する事件が起こった。長男は15年間ひきこもりで、インターネット契約を解除されたのが動機だという。警察にも8回相談していた。ひきこもり15年の凶行、何があった?: J-CAST テレビウォッチ
10年以上引きこもりの私が、抜け出せた経緯

ここからは、私の実体験になります。
私は10代から、ずっと引きこもりでした。当時17歳、高校に行けず引きこもっていました。
その時の一番の恐怖は、父が無理やり私を部屋から出そうとする事でした。引き出されたことはありませんがすごく怖かったです。
私が当時、引きこもりを脱してアルバイトの面接に行けたのは、自分で決心したからです。
色んな本を読みました。
当時一番夢中になって読んだのは、【だからあなたも生き抜いて】という本です。ヤクザの妻にまでなった女性が弁護士になると言うお話です。
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引きこもり当事者が思う、親にやってほしい事

前向きになれる、本を差し入れる
実は、先程書いた【だからあなたも生き抜いて】の本も含めて、色々な本を差し入れてくれたのは父でした。
特に加藤諦三先生の本が多くて、
- 不安な気持ちのしずめ方
- あなたは、あなたなりに生きれば良い
- 心の免疫力[先の見えない不安〕に立ち向かう
など、自分を認めて信じて希望を持てるような本が、多かったです。
引きこもってる一つの理由に、自分に自信がないから、もありますよね。
その自信をつけるように、父がいつも差し入れてくれていました。
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私は、それらの本を読んで、私はまだ出来るんじゃないか、と希望を持ち面接に行くことが出来ました。
食事の大事さを、理解させる
20代で一人暮らしで引きこもった時、父は私を信じてお金を渡してくれていました。
私はそのお金で栄養学を学んだり、食事改善をし、引きこもり鬱から脱する事が出来たんです。
引きこもりの要因は、ドーパミンやセロトニンなどのやる気を出すホルモンが不足してることも大きいです。
それらを作るのはビタミンBが大事だったり。だから色々な栄養が足りてないんです。
だからただ引きこもって、自分の好きな物ばかり食べててもゼッタイに脱する事は出来ません。

自信をつけさせる
よく、お金持ちの子供は何十年も引きこもりになると言われてますが、そんなことありません。私の実家も私を一生養うぐらいはお金があります。
でも、今まで一生懸命働く両親の姿を見てたり、私を何にも縛らずやりたいことをやらせてくれる姿勢から私は小さい頃から好奇心旺盛だったんです。
なので新しい事をいっぱいやってきて、小さな自信が沢山出来ていました。私はその土台があったから引きこもりからすぐ抜け出す事が出来たんです。
小さい頃から、お子さんの自己肯定感を意識していましたか?
今からでも間に合います。少しでもやりたいことがあったらさせてあげる、そのお金は惜しむべきではないです。
とにかく褒める、褒める、褒める!!
あと、褒めてくれました。漠然と。よく分からんがあなたは、すごい!みたいな笑
引きこもってる人は、今まで誰にも認めて貰えなかった人が多いのではないかなあ、と。
だから、父は私に【あんたは本当にすごいもんを持ってる】といつも言ってくれてたんです。
だから私は自分で自立していく希望を捨てることなく、引きこもりから脱せたんだと思います。
引きこもり当事者が、親にやってほしかったこと まとめ
- 前向きになる本を、与える
- 親が一生懸命働く姿を、見せる
- 無理に外には、ゼッタイに出さない
- 子供を100%信じて、伝える
- 褒める、褒める、褒める!!!
もうこれは、遅いかもしれませんが小さい頃から縛り付けないのも大事だなと、私の親の育て方を見ていて思いました。
どうかお母さん不安にならないで。子供を信じて、褒めて、一生懸命に働く姿を見せてあげてほしいです。
Xin cám ơn,
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